ボケて返す対話型エージェントの試作

現代社会において対話型エージェントは,看護やショッピングなどの生活における様々なシーンへと普及し始めている.しかし,対話型エージェントとの会話は無機質なものになりがちであり,このようなエージェントに親しみを抱けないユーザは少なくないと思われる.この問題を解決するために,エージェントが対話の中でユーモアを交えることで,ユーザはエージェントに対して親しみを持てるのではないかと考え,我々は,ユーザの入力に対し,ユーモアのある聞き間違いをして聞き返すボケをするエージェントを提案する.さらに,ユーモアの幅を広げ,娯楽性を高めるために,このエージェントにキャラクタ性を付与するエージェントも同様に提案する.検証実験の結果,提案手法によって生成したボケに対し,ユーザは一定のユーモアを感じられることが確認できた.また提案手法によってエージェントにキャラクタ性が感じられることも確認できたため,本手法を活用することで多様なユーモア表現も可能になると言える.本稿の貢献は次のとおりである.

  • ユーザがエージェントと対話を行うシーンにおいて,エージェントがユーザの発言の一部に対してユーモアのある聞き間違いをして聞き返すボケをするシステムを提案したこと.
  • ユーモアのある聞き間違いを行うシステムにキャラクタ性を付与する方法を提案したこと.
  • 上記提案のプロトタイプシステムを構築し,ユーザ実験を行って有効性を検証したこと.

担当者:鈴木奨・瀧田航平

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