実世界オブジェクトへのリマインダ登録システムの試作

電子端末を操作してリマインダを設定する際には言語化・入力の手間がかかるという問題が存在する.この問題を解決するために,本研究では,“タスクが存在する”という情報をオブジェクトに直接物理的に登録するモデルを考案した.これにより,ユーザはオブジェクトを視認するたび,それに関するタスクが存在することを把握でき,自分の記憶を辿ってタスク内容を認識できる.このモデルを実現するための具体的な手段として,オブジェクトにクリップを装着することでリマインダを登録する方式を提案する.これは,規定時間を記憶したクリップをオブジェクトに装着するだけで,リマインダを設定できるというコンセプトである.クリップにはフルカラーLEDが付いており,色・点滅によってタスクの存在と期限情報を表現する.プロトタイプシステムを用いた検証実験では,提案システムのインタフェース操作性,日常生活中における実用性について,それぞれ一定の有効性が確認できた.

担当者:呉健朗・堀越和

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